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業務用エアコンの選び方
「飲食店」
飲食店は、お客様が料理の味を楽しむだけではありません。せっかくの美味しい料理も、店舗内の室温が季節に合っていなかったり、店舗内のにおいが気になる、暑すぎる、冷えすぎる、それだけでイメージが悪くなることもあります。
快適な空間で、お客様に料理や飲み物を楽しんでいただくために、ご自分の店舗に必要な機能を持つエアコン選び、適した場所への設置が重要になります。
飲食店に最適な業務用エアコンの機能と選び方
飲食店の業種、店舗の形態に適したタイプを選ぶ
■人感センサー付き
カフェや喫茶店は、長時間お客様が滞在することが多いため細かい調整のできる「人感センサー付き」の業務用エアコンがおすすめです。
「人感センサー付き」であれば、人の少ない時間は風を弱くするといった調整も自動でしてくれるため、節電にもつながります。
居酒屋
■空気清浄機能
居酒屋では人の出入りが多く、喫煙客がいる場合など「空気清浄機能」がついている業務用エアコンが最適です。
また、料理を大量に作る際に、室温が上がりやすくなるため、馬力が高めのタイプが適しています。
焼肉・鍋料理店
■馬力の強さ
焼肉店や鍋料理店など、客席で調理するタイプの飲食店では、ホールにも馬力の強い業務用エアコンを設置する必要があります。
鉄板の大きさやテーブルの数などによっても最適な馬力が異なってきますが、おおよそ通常の1.5倍程度の馬力が目安となります。
■空気清浄機付き
調理内容によっては油煙が出ることも考えられるため、「空気清浄機付き」のエアコンであれば空間内も清潔に保つことができるでしょう。
人に直接風があたらない
飲食店のホールは、客席がまんべなく設けられていることがほとんどです。エアコンからの風が直接あたる席があると、人によっては寒かったり、逆に暑すぎる場合もあるため配慮が必要になります。
なるべくお客様の席に風が直接あたらないようにする「風よけカバー」が付いているタイプもあります。
空気清浄機能、換気機能が付いている
「空気清浄機能」が付いている業務用エアコンは、空気中のホコリやゴミを吸い取り、ろ過してキレイな空気を送り出してくれます。
飲食店では、空気中にホコリやゴミが舞っていると悪印象を与えるだけでなく不衛生です。
また、店舗によって窓が開けづらい、換気がしにくいという場合、「換気機能付き」のエアコンを導入することで、簡単に換気をすることができます。
省エネタイプ(電気代節約)
エアコンは温度調整のため長時間稼働させることが多く、電気代が高いと感じる方も多いでしょう。そこで、電気代を節約できる「省エネタイプ」のエアコンがオススメです。
また、省エネタイプのエアコンを導入するために補助金が使えるケースもあります。
人感センサーが付いている
飲食店では、お客様が長時間滞在することも多いため、細かい調整を自動でしてくれる「人感センサー付き」のエアコンもオススメです。
「人感センサー」は、人のいるところに直接風を送らないよう調整し、空間全体の温度調整を自動で行うため非常に便利な機能です。
天井カセット型
風が行き渡りやすい4方向型や2方向型などのタイプがあり、部屋の大きさや人がいる位置に合わせてタイプを選ぶことができます。
埋め込み不要な為、比較的容易に設置することができます。また、工事の工数やコストが少ないのも特徴です。
飲食店用エアコンに搭載されていると便利・必要な機能3選
飲食店では、店舗にお越しいただいたお客様だけではなく、働いているスタッフの方々にも快適な環境が必要になります。
また、飲食店の業種や、店舗内での料理の提供の仕方によっても様々な配慮が必要になります。
①センシング機能
センシング機能は、人の動きや床付近の温度を検知し、エアコンの運転を調整する機能です。
そこに人がいるかいないか、床付近の温度はどうかをリアルタイムに検知しながら、快適でムダのない空調をエアコンが自動で行います。
快適な室内環境をエアコン自体が判断してくれる機能なので、省エネにも大きな威力を発揮します。
②厨房用エアコン
業務用エアコンには「厨房専用」タイプもあります。厨房では火を扱うためホールよりも室温が高くなり、油煙の換気も必要です。
温度の急激な変化にも対応できるパワフル運転だけでなく、サビや汚れに強いといったタフな設計になっています。また、フィルター目詰りの防止や抗菌・防カビの機能が搭載されており、ホール以上に清潔な状態を保つための機能が充実したエアコンとなっています。また、掃除やお手入れのしやすさなどにも配慮された設計が多く、清潔で快適な環境を長く維持できるようになっています。
③デザイナーズエアコン
業務用エアコンにも見た目にこだわった機種があります。
例えば、ダイキンエアコンの「デザイナーズシリーズ」では、空気吸込口の格子を無くし天井に埋め込んだ際の凹凸を少なくするフラットなデザインの機種があります。その為、存在感が薄まりインテリアの雰囲気を崩さずに空調環境を整えることができます。
また、フラットなデザインにより吸込口にホコリが付着しにくく汚れも目立ちにくい設計となっています。
エアコンのタイプは飲食店の業種、店舗の形態、用途、部屋の広さに合った機種を選びましょう。